サイトへ戻る

戻れぬ日々達へ

おはよう

私はどこにいるのだろう

一人で時間が過ぎるのを待つことが増えた

散らばった私たちは

やっと理解し合えるようになったけけれど

どこか足りない

一人足りない気がして

まだ、戻れぬ日々に一人残されているのじゃないかと

不安だ

恐怖が襲ってくる

歯止めの聞かない幸福が襲ってくる

揺蕩う日々は変わらなくて

それに違和感を覚える毎日で

けれど少しずつ ほんの少しずつ

自分のために 泣けた

自分のために 怒れた

自分のために 笑えた

でもそれがどうしようもなく 寂しい

一緒になれなかった私が、どこかにいるような

貴方はどこにいるの

貴方はどこで一人にになっているの

それとも未来でもう笑っているの?

日々は戻らない

喪ってしまった日々は戻らない

 

何も変わらない

何もかもが変わって

日々は記憶に溶けていく

それがね 悔しいの

悔しくて、悲しくて、忘れたくない

だから私は貴方を探すの

溶けた日々に混ざって

もがき息の出来ない日々に取り残された貴方を

記憶に溶けたからと忘れたくないの

生きて

お願い

私が見つけるまで

一人もなかったことにしたくないの

他の誰も覚えていないそんな日々だけれど

それでも私は貴方を殺したくない

おかえりって言いたい 抱きしめたい

だから

生きて 待っていて

もう大丈夫だから

貴方が寄せてしまいこんだ日々は

全部受け止めたよ

貴方が受け流し色を失って

それでもいつか誰かと手を繋げると

必死になった日々は

溶けてなんかない

私が全部受け止めて

今ね、記録しているんだよ

沢山の人の力をかりて

そう 一人じゃなくなったんだよ

お願い、どうか

生きていて

帰ってきて

逝かないで

怖いだろうけど

それは私たちだから

大丈夫

 

全部背負って持って行っちゃだめだよ

例え貴方であっても

私は抱きしめるの

気にしなくていいよ

とうに底に足はついていたから

格好つかない日々だけど

皆で一緒にいよう

待っているからね